既に
作業開始してから1年近く経ってる
【TEJカスタム】が終ってねぇのに、何、新たな作業に入ってるンだ俺?!…な
【えぼるぶ】ですどぉも。
いやぁ~ぶっちゃけ、TEJの作業が色々と後戻りを繰り返している内に、他のギターも作りたくなっちゃってねぇ~(^_^;)でもホントはこの
『JG』…ジャンクの中古を手に入れて、直して使う為に入手したのです。
…が、しかし。
まぁ色々と
凄い状態でね(^_^;)…と言うか、
面白い状態だった訳ですよw
その内容は、この後ボチボチと紹介していくとして…
[0回]
手元に届いたジャンク品の
『Fernandes JG-55(1998年製辺り/希望小売¥55,000)』を、再生&改造しようとバラして細部を診断してみたンですが…
安価なクラスのギターだからなのか…はたまた、前オーナー氏が余りメンテをしていなかったのか…
状態はお世辞にも『宜しく』ない。…まぁ、『ジャンク品』なンで当然なんですがw
しかも、入手価格も
1,000円という、
超破格値でしたしねw
それでも取り敢えず、不具合の出てる所を修正して、再塗装を施してあげれば、見事に再生は出来そぉだったンですが…
元々の
ボディの厚さ(42mm厚)や、
エッヂ部分(要は角の部分ね)の丸さが気に入らず、結局、
ボディを木材から切り出す事にしました。
因みに、05/18現在でネックポケット廻り以外のボディは、切り出しを終えております☆☆でわでわ今回の生贄…ではなく、カスタム素材を紹介しましょう☆
所謂「
ジャガー・スタイル」の
『FERNANDES JG-55』をベースに、以前のオーナー氏がDIYカスタムをした様ですね。
今は亡き…X-JAPANのギタリスト、
HIDE氏のJGを模してカスタムした模様です。
では、細部を見ていきましょう。
画像・左:HIDEモデルを模して…と言う事で、透明アクリル板でピックガードを作られた様ですね。
ただ…しっかりした道具は使われていないようですね。
まぁ、トリマーやら何やらの道具は、一般家庭にはない電動ツールの筆頭かもしれないので、コレばかりは仕方ないですね。
見た感じ、
カッターやニッパーを使って切り出したのではないかと思われますが…もし、そうだとしたら、相当な労力を使った事でしょう。
…正直、自分には真似出来ないです(^_^;)画像・中央:この個体が手元に届き、この塗装の割れを見た時には、初め
『水没』でもしたのか?と思いました。
ですが、ボディの他の部分を見てもシミの様なモノは見当たらなかったので、純粋な『
経年劣化』かもしれません。
…とは言え、現在の私の手持ちで最も古く
(FERNANDES・1991年製/当時定価¥100,000)、オリジナルの塗装のままの個体は塗装の割れなど一切出ていないので、何故こぉなってるのか謎ですね…やっぱ元々の値段の差?(^_^;)
画像・右:エルボー・コンター部の「
塗装剥げ」ですな。
まぁ正直、長年使っていれば、こぉ言う塗装の割れや剥げは起こり得るンで、こぉ言うのはあまり気にしません。
どの道、入手する時点で
『全塗装』を施すのが前提になってましたからね☆
ただ…。
この部分を見ても判るように、ボディのエッヂがかなり
『丸い』ンです。
元々のジャガーも、どちらかと言えば全体的に『
丸みを帯びた』デザインなので、このボディ形状にあっては当然の
『丸さ』なのかもしれませんが…
個人的にはある程度エッヂの
『立ってる』デザインの方が好きなので、結局、このボディは使わずに作る事にした…ってな感じですね。
画像・左:P.U.セレクターがあったキャビティです。
今回の
【JGカスタム】では、S/Hレイアウトにした上で、セレクターをストラト式のスライドSWにしますンで、このキャビティも使いません。
…となると、このボディを使った場合には、ココも埋めないとならない
(ピックガード付けるから見えなくはなるが…w)ンで、その辺も『
ボディ作り直し』の原因でもあったりしますw
画像・中央:…と言う事で、新規にボディを作る為の材…3Pバスウッド材を用意しました☆
『何故バスウッド?』いや、好きなンすよバスウッド☆
柔かくて加工しやすいし、軽いし…その上、加工してると判るンですが、
ホントに『白』くて綺麗な木材なンですよね、バスウッドって♪
(塗装したら見えなくなるがw)それに…
画像・右:微かですが…何気に
『杢』も浮き出たりするンですよね、バスウッドって♪
(塗装したら以下略)勿論、メイプルほどに派手な『
杢(キルトやらフレームやら)』ではないンですがね。
さて、お次はネックです。
画像・左:ん~w年季入ってますねぇ~(^_^;)
それほど重度の状態ではないですが、フレットも見事に押弦痕が付いてて
『段減り』してますし…
画像・中央:コチラの写真の方では判るかと思いますが…ほとんどのフレットで、中心部分に
『浮き上がり』が起こっています。
写真でフレットと指板の隙間に差し込んでるのは
『シックネス・ゲージ』と言って、車や単車のタペット調整等の作業時に使う、
クリアランス(隙間)・ゲージです。
このゲージの一番厚い番手…
0,13mmがすっぽり入ってしまってますね。
『段減り』だけなら摺り合わせで行こうと思いましたが、
『浮き上がり』も起こってる事ですし、何事も経験…と言う事で
『リフレット(打ち換え)』もやろうと思います☆
画像・右:そしてコレはちょっと…
『おぉ~いメーカーさぁ~ん(^_^;)』…と言う感じなのですが。
ネックとネックポケットの間にシムを挟んで、ネックの高さや角度を調整するのは、元々ある手法なのですが…
ネックのヘッド側とボディ側の両方にシムを入れてある…と言うのは、元々のネックの仕込み高さが合ってなかった…と言う事ですか?
しかもこのシム…結構厚かったです
(2枚とも約0,3~0,5mm)。
もしかすると、前オーナー氏がピックガードを自作した際にピックガードの厚さが増して高さが合わず…ソレを埋める為に挟んだモノかもしれませんが…
…なので、ボディを造る際には、この辺も考慮に入れてネックポケットの深さを割り出していきます。その他にもトラスロッドの回りがかなりシブく、緩める方に回すとすぐ抜けて来たりして
『コレ…ロッド効いてないンじゃねぇのか?』とも思いましたが、色々手を加えてみたら、何とか回りも良くなり、反りの調整も大きくはないですが可能な事が判明したので、取り敢えず
OKでしょう☆
…と、結構『
ダメ出し』してきましたが…『
入手価格¥1,000』ですし、元々『
ジャンク品』ですし。
【TEJカスタム】より更に一歩進んだカスタム…と言うかクラフト作業の
スタディ・モデルとして、楽しんで作業していこうと思います。
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