昨日、07/03はかなり長い付き合いがあった、とある女性の誕生日だった。
俺が大学生、彼女が高校2年生の時、あるバイトで一緒になったのをキッカケに仲良くなった。
当時の俺はプロのミュージシャンになりたいと…
当時の彼女は女優になりたいと…
お互いに目指していたモノがあったのもあって話しも合い、お互いのライブや公演に足を運び合ったりもしていた。
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お互いに仕事に就き、バイトを辞めた後も趣味や目標の事で話し合ったり、励まし合ったり、時には口論したりもした。
勿論、それとは別に【友人】としてアチコチに遊びに行ったりもした。
ま…その内、次第に俺は彼女に惹かれていったけど…
お互いの夢の事もあり…また、その時の関係を壊したくないとか言う『カッコ付けた』感情の下で、結局自分の気持ちを彼女に伝える事もないまま数年が過ぎて、いつしかお互いに違う相手と一緒になる道を選んだ訳だが。
その後も、2人の【友人】としてのスタンスは変わらずに、お互いに夢を追い続けた。
最終的には、お互いの夢が叶う事はなかったけど…
それでも2人とも、違う方向性で夢に向って歩いていたな。
どちらかと言えば、俺の方はミュージシャンを目指す道から、絵描きとしての道へ切り替えたのもあるから、俺自身は【挫折】した形にはなるが。
彼女はと言うと、自分達で劇団を立ち上げ、いくつもの公演を開いたり、スクールを運営したりもしていた。
けど。
その彼女は、今はもういない。
ごく最近の事じゃなく、もう随分月日は経ってしまっているけど…
今までは、その事を思い起こすとやっぱり辛くてね。
生きていれば、昨日が誕生日だった。
だから今日は、少し彼女を振り返ってみた。
今でも当時の彼女の声をハッキリ覚えてる。
笑顔を覚えてる。
笑い声を、泣き声を、覚えてる。
今頃アイツは何してるンかな。
残された側の人間である俺は、この先もずっと彼女の思い出を大事にしていかなきゃ…な。
いつかまた会う日まで。
おやすみな。
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